中古機販売
転造盤は他の工作機械と違いとても長持ちをする機械です。数十年前のものでも基本構造は大きく変わっていませんので、新品よりも中古品が数多く流通しています(もちろんNC付は最新型です)。
当社では、独自のネットワークで仕入れた中古転造盤に手をいれて再生し、お客様のご要望にあう状態に仕上げて、納品させていただきます。
お客様のニーズにより転造盤に求める精度、内容は異なりますので、ご要望、ご予算をヒアリングさせていただきながら、最適な状態でのお引き渡しを提案しています。
例)
A: 消耗品、破損品を交換の上、転造可能な状態まで仕上げる。
B: 電装を更新する。
C: カミソリを新作し摺動面摺り合わせ(きさげ)を行い、ベアリングも交換する。
D: 塗装を行う。
転造盤取扱いの豊富な実績により、「お得な機械はないか?」「使っていない転造盤を処分したい」という双方のニーズをうまくマッチングさせて、設備の有効活用のお手伝いをさせていただいております。
中古転造盤の整備の流れ【オーバーホールの場合】
分解・洗浄
転造盤をすべて分解し、ベッドだけの丸裸の状態にします。
外側、内側とも長年の汚れをしっかり落とします。タンク内はヘドロを汲み取り、錆止め塗装を施します。
点検・部品選別
各部品を洗浄後、点検・選別をし、欠損や磨耗している部品を交換します。
主軸には硬質クロムメッキを施すケースもあります。
摺り合せ
ベッド面とカミソリ面の摺り合せを行い、職人が手作業で仕上げます。
きさげは技術、体力を使う重労働ですが(夏は特に大変!)、今なおその技が受け継がれています。
転造盤整備の「肝(キモ)」といえるでしょう。
組付け
各部品を組みつけていきます。
嵌め合いを確認
それぞれのパーツの動きや嵌め合いを確認しながら調整していきます。
スムーズな動きを出すには、細かなノウハウがものをいいます。
塗装
指定色又は当社標準色にて塗装を施します。
電装
マグネット、スイッチ類、配線といった電気設備を更新します。
試運転
ユーザー殿から支給いただいたローラー、ワークを使い試運転を行います。
納品
運搬、据付、立会い試運転を行います。
※上記は中古機整備の一般的な流れであり、実際には見積書記載の内容に基づきます。